インカメラ・アウトカメラを装備した売れ筋モデル「DCW-690」《撮影 佐藤耕一》

三菱電機系の自動車電装品商社の菱和は、CEATEC 2018に出展し、安全運転診断機能付きの法人向けドライブレコーダーを展示した。加速度センサーを内蔵し、クルマがどのような動きをしたのかを検出できるものだ。

加速度センサーのログはSDカードに保存される。PCでデータを吸い出し、菱和が提供する安全運転クラウドサービス『ドラコレWeb』にデータをアップロードすると、ログが分析され、安全運転診断が行われるしくみだ。

同社市販営業グループの小出祐也氏は、ドライブレコーダーが導入の動機になっているケースが多いと説明する。

「まずはドライブレコーダーが欲しいという声が多いですね。事故時の状況をはっきりさせることで、社員を守ることにも繋がりますので。それをきっかけに、安全運転診断にも興味を持っていただくことが多いです」

菱和の法人向けドライブレコーダーは、車外だけでなく車内カメラも装備されていることがポイントだ。

「車内カメラによって、例えば急ブレーキのログが記録されていた時に、ドライバーがよそ見をしていたのか、あるいは急な割込みがあったのかを判別することができますので、正確な運転始動をすることができます」

気になる導入費用は、初期登録費が運転手1名あたり2000円、運転診断の利用料として月額980円と、同様の法人向けサービスと比べて安価に設定されている。

「少ない台数のところから、数千台規模の法人様まで幅広く引き合いをいただいています」とのことだ。

アウトカメラのみの廉価なモデル「DCW-670」《撮影 佐藤耕一》 発売予定の通信機能付きハイエンドモデル《撮影 佐藤耕一》 ドラレコWEB《撮影 佐藤耕一》 菱和ブース《撮影 佐藤耕一》