遠方からの旅行客が運転するレンタカー(乗用車)が対向車と正面衝突する事故が起きた。この事故で双方の3人が死傷しており、レンタカー側の逸脱か逆走が原因とみられている。

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21日午後1時ごろ、北海道根室市内の国道44号を走行していた軽乗用車と、対向車線側へ逸脱してきた乗用車が正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が死亡。乗用車側の2人も重傷を負っている。

北海道警・根室署によると、現場は根室市温根沼付近で片側1車線の緩やかなカーブ。乗用車は旅行客の運転するレンタカーで、温根沼大橋(全長456m)を走行していた際に対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた軽乗用車と正面衝突した。

衝突によって双方のクルマは中破。軽乗用車を運転していた別海町内に在住する55歳の女性が全身強打でまもなく死亡。乗用車を運転していた兵庫県川西市内に在住する69歳の男性と、助手席に同乗していた42歳の女性が骨折などの重傷を負い、ドクターヘリで病院に搬送されている。

現場は乗用車の進行方向へ緩やかな左カーブとなっているが、単なる逸脱ではなく、直前から逆走していた可能性もあり、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場はレンタカーの進行方向にカーブしていることから、速度超過した状態でカーブを逸脱した可能性が濃厚なのだが、事故直前に対向車線側を逆走していた目撃情報もあるようで、警察は確認を進めている。

この日の北海道では小樽市内でも観光客の運転するクルマが対向車線側への逸脱を発端とした衝突事故を起こしており、相手側の運転者が死亡している。