
FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は7月25日、2018年第2四半期(4〜6月)の世界新車販売(出荷ベース)の結果を公表した。総販売台数は130万0100台。前年同期比は6%増とプラスに転じた。
市場別実績は、北米が67万6000台を販売し、前年同期比は17.4%増と回復。米国市場におけるシェアは13%と、前年同期に対して0.6ポイント上昇した。ジープ『ラングラー』のモデルチェンジや、『チェロキー』『コンパス』、ダッジ『ジャーニー』などのモデルが貢献する。
南米は15万台を売り上げ、前年同期比は14%増とプラスを維持。主力のブラジル市場では、市場シェアを0.8ポイント伸ばし、18.4%とした。
アジア太平洋地域は第2四半期、5万3000台を販売。前年同期比は33.7%減とマイナスに転じた。主力市場の中国において、7月からの輸入車の関税引き下げを前に、消費者の間で買い控えの動きが出た。
欧州および中東、アフリカは、39万6000台を販売。前年同期比は0.3%増とプラスを保った。このうち、欧州市場では第2四半期、市場シェアを0.3ポイント低下させ、6.9%に。フィアットブランドは販売が減少したが、ジープやアルファロメオが販売を伸ばしている。







