フォルクスワーゲン・ポロ

ACEA(欧州自動車工業会)は7月17日、2018年上半期(1〜6月)の欧州全域(EU+EFTA全30か国)の新車(乗用車)販売結果を公表した。総販売台数は869万5785台。前年同期比は2.8%増とプラスを維持した。

5大主要国では、ドイツが前年同期比2.9%増の183万9031台。英国は131万3994台にとどまり、前年同期比は6.3%減と、前年実績を引き続き下回る。フランスは、前年同期比4.7%増の118万8150台とプラスを保つ。スペインは、10.1%増の73万4649台と増加傾向。イタリアは1.4%減の112万0829台とマイナスに転じる。

主要7社の販売実績は、首位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年同期比7.5%増の212万8101台。主力のVWブランドは8.9%増の99万3548台、アウディブランドは1.8%減の43万3134台。

2位はPSAグループ。上半期実績は、前年同期比65.1%増の140万0049台と、オペルの加入で大きく増加。その内訳は、プジョーが8.7%増の54万3535台。シトロエンは3.5%増の33万4587台だった。オペルは49万5312台を売り上げる。

3位はルノーグループ(ダチアを含む)。その販売台数は92万2086台。前年同期比は5%増だった。低価格のダチアブランドは、16%増の28万7464台と、2桁の伸び。主力のルノーブランドは、0.5%増の63万1208台。

4位はFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループ(ランチアやアルファロメオを含む)。その販売台数は59万6800台で、前年同期比は2.1%減と、マイナスに転じた。ブランド別では、アルファロメオが8.8%増の5万0284台と、プラスを維持。ランチア(クライスラーを含む)は27.4%減の2万7255台と減少傾向。主力のフィアットブランドは、9%減の42万3899台と後退。ジープブランドは、67.6%増の9万0287台と大きく伸びた。

5位のフォードモーターは、55万0672台を販売。前年同期比は3.9%減と、マイナスに転じる。

6位はBMWグループ(MINIを含む)。上半期は54万3466台を売り上げ、前年同期比は0.3%減。BMWブランドは、前年同期比1.2%減の42万9585台と後退。MINIブランドは3.2%増の11万3881台と、好調を維持した。

7位はダイムラー(メルセデスベンツとスマート)。その販売台数は50万8725台。前年同期比は1.9%減とマイナスに転じた。ブランド別では、メルセデスベンツが2%減の45万6593台。スマートは5万2132台にとどまり、0.7%のマイナスと引き続き前年実績を下回った。

2017年の欧州全域(EU+EFTA全30か国)の新車販売結台数は1563万1687台。前年比は3.3%増と、4年連続で前年実績を上回っている。

プジョー308 ルノー・メガーヌ フィアット・パンダ フォード・フィエスタ BMW3シリーズ メルセデスベンツCクラス