予選を前に現在の心境を語る室屋義秀選手《撮影 会田肇》

今年で4回目の千葉開催となる「レッドブル・エアレース千葉2018」が、いよいよ本日より予選がスタートする。25日の1回目フリープラクティスでは5位にとどまった室屋義秀選手。26日の2回目のフリープラクティスを前に、ハンガーにおいて今の心境を語ってもらった。

初の母国3連覇という偉業に挑む今の気持ちはどうか?
「ベストを尽くして結果として勝てれば良い。それが結果として4連覇につながっていくのだとと思う。その意味で、千葉大会は大きな山場になる」

垂直尾翼の小型化による影響はどうなのか?
「垂直尾翼を小型化したことでスピードは速くなるのは間違いない。あとはコントロールが繊細になると思うが、昨日のフリーでは垂直尾翼を小型化したことによるコントロールが完璧に掴みきれていない面もあった。今日の2セットあるフリープラクティスで熟成していきたい」

垂直尾翼の小型化を決めたのはいつ頃なのか?
「半年ぐらい前に準備を始めた。すでにこの状態で一週間程度は飛んている。今シーズンはこの機体で挑んでいく」

現在の調子はどうか?
「千葉は万全を尽くしてきたこともあり、今までで一番コンディションが良い。順調な仕上がりだと思っている」

勝負の決め手となるのはどこか?
「S字に切り返すところでのコース取りとオーバーGのコントロールが勝負の決め手になりそうだ」

目標タイムはどのぐらいか?
「機体もチームも今までないぐらいベストのコンディションだし、天候も良さそうなので54秒台ぐらいは行きたい」

現在総合3位だが、今後の展望は?
「2戦を終えた段階で19ポイントなので、ポジション的には良い位置にいる。とはいえ、相手もいることなので、微妙な差であることは確か。年間で行けば平均10ポイントペース出来ているし、トップとの差も5ポイントなので少しでもトップに迫っていきたい」

今年の千葉大会の印象は?
「毎回、多くのファンに応援をいただいているが、今年は特にエネルギーを感じている。そのプレッシャーもないではないが、今まではプレッシャーがある方が良い結果を出せているので、期待してください」

インタービューが行われたハンガーには大勢の取材が訪れた《撮影 会田肇》 2回目のフリープラクティスを飛ぶ室屋選手の機体《撮影 会田肇》 予選は54秒台を狙いたいとする室屋選手の2回目フリープラクティス《撮影 会田肇》 室屋選手のハンガー《撮影 会田肇》 今回も大勢のファンが会場を訪れている《撮影 会田肇》 「エアレース千葉2018」のコントロールタワー《撮影 会田肇》 垂直尾翼の小型化で高速型とした機体で室屋選手は勝負に出る《撮影 会田肇》