見通しの良い直線路を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱し、パトカーと正面衝突する事故が起きた。軽乗用車側がハンドル操作を誤った可能性が高く、運転者は収容先の病院で死亡している。

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24日午前11時50分ごろ、島根県津和野町内の国道9号を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱。対向してきたパトカーと正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が収容先の病院で死亡している。

島根県警・津和野署によると、現場は津和野町瀧元付近で片側1車線の直線区間。軽乗用車は斜行するようにして対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた同署地域課のパトカーと正面衝突した。

衝突によって双方の車両が中破。軽乗用車を運転していた浜田市内に在住する63歳の男性は腰の骨を折って近くの病院へ収容されたが、事故から約10時間後に死亡した。パトカーに乗っていた警官2人も打撲などの軽傷を負っている。

事故に巻き込まれたパトカーはパトロール中で、周囲への注意喚起を行う目的で赤色灯を点灯させた状態で走行していたという。警察では軽乗用車側がハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故当時、このパトカーに乗務していたのは20歳代の警官2人だったという。
周囲に交通ルールの遵守や注意を喚起するために赤色灯を点灯させた状態で走行していた。パトカーも周囲の状況は注視していただろうが、近い距離で逸脱してきた相手車両は避けられなかったようだ。