石川県金沢市内の中心部で、自転車(レンタサイクル)に乗って横断歩道を渡っていた県外在住の女性に対し、交差点を右折進行してきた軽乗用車が衝突した。女性は重体となっている。

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28日午前10時40分ごろ、石川県金沢市内の国道157号で、自転車に乗って横断歩道を渡っていた女性に対し、交差点を右折してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。自転車の女性は意識不明の重体となっている。

石川県警・金沢中署によると、現場は金沢市野町2丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。千葉県船橋市内に在住する38歳の女性は自転車(レンタサイクル)に乗って横断歩道を渡っていたところ、交差点を右折進行してきた軽乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などで意識不明の重体。クルマを運転していた同市内に在住する77歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

負傷した女性は大学の助教で、同市内で行われていた学会に出席するために滞在していた。事故当時は双方の信号とも青表示だったとみられている。警察の聴取に対して男は「横断している自転車の存在に気づかなかったが、ぶつかったことに間違いはない」などと供述しており、前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は金沢市内の中心部であり、昼夜を通して交通量の多い区間となっている。
周辺には観光名所やホテルもあり、県外からの観光客も多い場所だった。自転車は信号を遵守して横断歩道を渡っていたものとみられるが、クルマ側は漫然と右折して事故を起こしたようだ。