PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》

PIAAは、3月14日に東京ビッグサイトで開幕した第16回国際オートアフターマーケットEXPO2018(IAAE 2018)で、フランスのメガサプライヤーであるヴァレオ社の、クラッチなどの補修部品やスターターなどの純正品を幅広く出展している。

PIAAといえばアルミホイールやライトなどを思い浮かべるが、仏ヴァレオ社のアフターマーケット部門であるヴァレオサービスの日本拠点として、2011年9月からヴォレオブランドのエアコン部品を始め、電装部品、クラッチなどを幅広く取り扱っている。

IAAE2018のPIAAブースには、レジャーシーズンに向けたクーラーボックスのほか、ランプ類やフィルター、ワイパーブレードなどPIAAブランドの製品もあるが、スペースとしてはヴァレオ製品を前面に打ち出した展示内容となっている。

「もともとヴァレオはヨーロッパカーメーカー向けをメインに製品を供給していたが、エアコン部品やオルタネーター、スターターなどでほとんどの日本メーカー車にも純正採用されている」とPIAA営業本部特販部の岩田誠主管補と語る。

PIAAのブースには実際に純正品としてヴァレオが国産メーカーに納入している電装部品を始め多数展示している。中には「オルタネーターの展示品の変わり種としては韓国・現代自動車のバス向けもある」とも。

その一方で「国産車向けクラッチ部品ではまだシェアが獲れていない」という。しかし「ヨーロッパメーカー向けには幅広く純正品を納入しているので、ヴァレオの商品バリエーションは豊富で信頼性も高い」ことから、「日本市場向けにはまずは市販品を開発して市場展開しているところ」という。

さらに岩田氏は「クラッチに関して日本は寡占市場で、参入メーカーが少ない状況にある。ヴァレオは後発ではあるが、品ぞろえと価格を強みにチャレンジャーとして拡販していく」とも話していた。

PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》 PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》 PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》 PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》 PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》 PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》 PIAA(IAAE 2018)《撮影 小松哲也》