ピレリは、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018にて、OE(新車装着)タイヤ向けに開発したサイバーカー・テクノロジーを発表した。
サイバーカーは、タイヤ内部に重さ2〜3gのセンサーを配置。各タイヤの動作状況をモニターし、車の動作に重要な情報をオンボードシステムに伝達し、安全なドライビングと性能向上を実現する。
サイバーカーが収集できるのは、タイヤの内圧、温度、溝の深さなど。さらに、ABSやスタビリティコントロールを制御する機能も持つ。例えば、サイバーカーを搭載した車は、タイヤのIDカードを読み込むことでセットアップを変更。安全性と快適性を高めることができる。また収集データには電気自動車(EV)にとって重要な垂直荷重も含まれ、次のチャージまでに走行可能な距離を正確に計算できる。また、ホテルやレストランの駐車サービスやロードサービスなど、固有のサービスにアクセスすることもできる。
新システムは、年末までに主要自動車メーカーのEVおよび従来モデルに向けて市販される予定だ。
ピレリ「サイバーカー」発表、クルマとつなぐセンサーをタイヤ内部に実装…ジュネーブモーターショー2018
2018年03月08日(木) 10時53分
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