PSAグループは2月21日、クアルコムと共同で、「セルラーV2X」(Vehicle to Everything:車車間通信・路車間通信)の実証実験を行うと発表した。
セルラーV2Xは、車両とあらゆるものをつなぐ高信頼・低遅延の通信技術。セルラーV2Xは、有力な無線通信技術のひとつで、自動運転やインテリジェントモビリティにおける利用が期待されている。
今回、PSAグループはクアルコムと共同で、セルラーV2Xの実証実験を行うと発表。2018年3月に、フランス・レンヌにおいて、フランス初のセルラーV2Xのデモンストレーションを実施する。
その目的は、車両間の直接通信を伴う車載アプリケーションの5G展開の第一歩とすること。両社は、ITSとネットワーク通信用に割り当てられた5.9GHz以上の第3世代パートナーシッププログラム(3GPP)をベースとしたセルラーV2X技術のテストにおいて、協力していく。
なお、実証実験では、クアルコムの「9150 セルラーV2Xチップセット」を搭載したクアルコムのリファレンスプラットフォームを使用。PSAグループの車両に、実証実験用のコネクテッドカーシステムを組み込む、としている。
PSAグループとクアルコム、セルラーV2Xの実証実験へ
2018年02月22日(木) 14時00分
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