街灯や道路照明が無く、夜間の見通しが悪い橋を徒歩で渡っていた高齢女性が後ろから来たクルマにはねられるという事故。クルマにはねられた弾みで橋の欄干も乗り越え、下を流れる川へ転落したことで死亡してしまった。

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8日午後6時ごろ、兵庫県豊岡市内の国道312号で、徒歩で道路を歩いていた高齢女性に対し、進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は衝突の弾みで橋から約4m下の川へ転落。収容先の病院で死亡している。

兵庫県警・豊岡南署によると、現場は豊岡市庄境付近で片側1車線の直線区間。92歳の女性は道路左側の路肩を歩いていたところ、後ろから進行してきた軽乗用車にはねられた。

女性は衝突の弾みで弾き飛ばされ、橋の欄干を乗り越えるようにして約4m下を流れる川へ転落しており、近隣住民が救出して近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で死亡した。クルマを運転していた49歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は街灯や道路照明が設置されておらず、夜間の見通しが悪い区間。警察の聴取に対して女は「衝突するまで歩行者の存在に気づかなかった」などと供述しているようだ。警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。