メルセデスベンツは9月13日、自動運転車を使って、世界5大陸を5か月以内に完走するテスト走行ツアーに出発した、と発表した。
このテスト走行ツアーは、「インテリジェント・ワールド・ドライブ」と命名。テスト車両は、部分的な自動運転機能が標準装備された最新の改良新型メルセデスベンツ『Sクラス』がベース。ドイツを出発後、中国、オーストラリア、南アフリカを経由し、2018年1月、米国ラスベガスで開幕するCES 2018でゴールすることを目指す。
なお、メルセデスベンツは5大陸ごとに、自動運転のテストにおける重点項目を設定。ドイツでの主な関心分野は、高速道路や渋滞。中国でのテスト走行の焦点は、数百万人の住民がいる上海の密集した交通の中での自動運転の作動。シドニーからメルボルンまでのテスト走行では、オーストラリアの開発者が最新のデジタルマップをテストする。また、南アフリカのケープタウンでは、毎日利用可能な地図のテストに重点を置く。ロサンゼルス地区でのテストドライブは、高速道路の追い越しや密集した都市交通、渋滞での評価など。
メルセデスベンツは現在、コネクテッド、オートノマス(自動化)、シェア、エレクトリックを4つの柱に掲げる企業戦略「CASE」を推進中。この4つの柱の中で、とくに自動運転を重視している。
メルセデスの自動運転車、世界5大陸周遊テスト走行に出発
2017年09月19日(火) 18時30分
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