8月31日午後4時ごろ、秋田県横手市内の市道で歩いていた高齢女性に対し、隣接する民家の敷地内からバックで進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

秋田県警・横手署によると、現場は横手市平鹿町浅舞付近。87歳の女性は路肩を歩いていたところ、道路に隣接する民家敷地内からバックで進出してきた乗用車にはねられた。

女性は押し出されるように転倒して頭部を強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく約11時間後に死亡した。クルマを運転していた66歳の女性にケガはなく、警察では自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は民家敷地内からの見通しが若干悪いという。警察では進出時の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。