17日午後2時30分ごろ、北海道洞爺湖町内の道道を隊列走行していたスポーツタイプの自転車と、交差点を進行してきた軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。自転車4台が事故に巻き込まれ、4人が負傷している。

北海道警・伊達署によると、現場は洞爺湖町成香付近で片側1車線の直線区間。交差点に信号機は設置されていない。スポーツタイプの自転車5台が道道側を隊列で走行していたところ、交差する町道から進入してきた軽乗用車と出会い頭に衝突。後続の3台は止まりきれず、進路を塞ぐクルマの側面部に次々と突っ込む状態で衝突した。

4台の自転車は転倒し、乗っていた男子大学生4人が骨折や打撲などの重軽傷。クルマを運転していた中国籍を持つ37歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い交差点。軽乗用車側に一時停止義務があったが、聴取に対して運転者は「遠くを見ていて、標識が目に入らなかった」などと供述しているようだ。警察では安全確認の怠りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。