VWグループのドイツ本社(参考画像)

フォルクスワーゲングループは4日、グループ内の全ブランドの旧型ディーゼル車の顧客に対して、最新モデルに乗り換える際の購入支援を行うと発表した。

今回の発表は、ドイツ政府とドイツ自動車メーカーが開催した「ディーゼルフォーラム」を受けての対応。ディーゼル車の排ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)の排出量を減らす目的で、購入支援を実施する。

購入支援の対象となるのは、ユーロ1からユーロ4基準のディーゼル車を保有する顧客。具体的なインセンティブの金額については、追って明らかにするという。

また、ユーロ5およびユーロ6のディーゼル車に関しては、ソフトウェアの無償更新の対象地域を、ドイツ国内から、欧州全域に拡大する計画。現在市販されているユーロ5および一部のユーロ6ディーゼル車からのNOx排出量を、平均25〜30%削減していく。