広州汽車のEV、GE3

中国の自動車大手、広州汽車は7月22日、同社初の市販EV、『GE3』を発表した。

広州汽車(GACモーター)は、中国の自動車大手の一角を占める。日本の自動車メーカーとの間では、トヨタ自動車、ホンダ、三菱自動車と合弁会社を設立している。

広州汽車の初の市販EVが、GE3。ボディはSUVで、モーターは最大出力163hp、最大トルク29.6kgmを発生する。0〜100km/h加速は9.3秒の性能を持つ。二次電池は、リチウムイオンバッテリー。1回の充電で最大310kmを走行できる。バッテリーの充電は、急速チャージャーを利用した場合、80%の容量をおよそ30分で充電できる。

さらにGE3は、最新の車載コネクティビティを採用。インターネットソフトの「T-BOX 3.0」、スマートエンターテインメントシステムの「INJOY」、スマートカーコンパニオンの「Little Trumpchi」を装備している。

広州汽車のYu Jun社長は「今後5年間の戦略的重点には、すべての市場で新エネルギーセダンとSUVの車種を発売すること。また、消費者の不安を解消するため、EVで400〜500kmの走行距離と30分以内の完全充電を達成することが含まれる」と述べている。

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