13日午後10時40分ごろ、三重県鈴鹿市内の市道で、交差点を進行していた自転車と軽トラックが出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で自転車に乗っていた女性が収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者を飲酒運転の現行犯で逮捕している。

三重県警・鈴鹿署によると、現場は鈴鹿市長太旭町4丁目付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。68歳の女性は自転車に乗って道路を横断していたところ、左方向から交差進行してきた軽トラックにはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打などが原因で約2時間後に死亡。クルマを運転していた同市内に在住する30歳の男にケガはなかったが、酒気帯び相当量のアルコール分を検出。飲酒運転の事実を認めたことから、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しが悪い交差点。警察では男が飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。