国土交通省は、訪日外国人をはじめとする、タクシーの利用者が視覚的に理解しやすい標識に改めるため、標識の様式を規定しているタクシー業務適正化特別措置法施行規則を改正する。
訪日外国人旅行者の増加に伴い、個人旅行者のタクシーを含めた国内の移動手段に対するニーズが多様化しており、訪日外国人旅行者がより移動しやすい環境の整備が求められている。一方で、タクシー業務適正化特別措置法では、タクシー乗車禁止地区について国土交通大臣がタクシー乗場と、タクシー乗車禁止地区を示す標識を設置することが制定されている。
現行の標識については、標識内に漢字を使用しており、訪日外国人旅行者にとっては理解が困難な状況となっている。このため、すべてのタクシー利用者にとって視覚的に理解しやすい標識に改める。
タクシー乗場とタクシー乗車を禁止する地区を示す標識の様式に表示する文字について漢字などから英字に改める。道路の設計速度、道路の形状、交通の状況、地域実情を考慮し、標識を拡大または容易に視認できる範囲で標識を縮小することができる規定を追加する。
また、タクシー乗場の標識に灯火を用いることができる規定を追加する。
6月に施行する予定。
外国人にも分かりやすく…国土交通省、タクシー乗り場と乗車禁止の標識を変更
2017年05月18日(木) 11時45分
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