by 伊丹孝裕 on 2024年10月26日(土) 12時00分
2023年3月に発売されたスズキのニューモデルが『GSX-8S』だ。価格もスペックも手頃なロードスポーツとして注目を集め、若々しいデザインによって、新たなユーザー層を開拓している。そんなGSX-8Sの乗り味をあらためて体感してみた。
◆なんのプレッシャーもなく、走り出すことができる
GSX-8Sの装備重量は202kgを公称し、特段軽量な部類ではない。エンジン高もそれなりにあり、スチールパイプによって構成されるフレームが、上部からそれを・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年09月14日(土) 12時00分
スズキは、250ccクラスのアドベンチャーモデルとして、『Vストローム250』(66万8800円)と『Vストローム250SX』(56万9800円)の2機種をラインナップしている。ネーミングは似ていても、エンジンも車体もまるで異なる2台を乗り比べると、どんな違いがあるのか。
モーターサイクルジャーナリストの佐川健太郎と伊丹孝裕が、それぞれの魅力を語る。
◆250と250SXは「どこも似ていない」
佐川健太郎(以下、佐川):Vストローム・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年09月08日(日) 08時00分
◆すっきりシャープなスリム型。そして、イケメンな「SX」
前回記した『Vストローム250』の試乗記では、その有り様を「よそはよそ。うちはうち」という昭和のおかん的スタンスで作られている、と評した。そんなVストローム250は2017年に誕生し、以来、言われても気づく人は少ない「髪、切った?」くらいの微妙な仕様変更で今に至っている。
Vストローム家の末っ子として、のびのびと育っていたわけだが、2023年夏、おかんが突然連れてきた弟が『Vス・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年09月05日(木) 21時00分
◆「Vストローム250」に宿る確固たる信念
「よそはよそ。うちはうち」というのは、昭和のおかんが子どもに放った常套句である。ほとんどの場合は、しょーもないもののためにびた一文出したくない、おかんのケチさゆえの言葉だが、まれに確固たる信念がそこにあったりする。『Vストローム』さん家の「250」には、その意味で後者が宿っている。
なにせ、他に比肩するモデルがない。エンジンは2気筒で、軽さよりもどっしり系で、ホイール径は前後とも17インチ。・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年08月21日(水) 12時00分
『GSX-8S』と兄弟関係にあるフルカウルのスポーツモデル『GSX-8R』に試乗。アグレッシブな見た目とは裏腹に、そのエンジンフィーリングやハンドリングは、日常使いからツーリングまで難なくこなすオールラウンダーだった。
明確に手応えがあるというか、握り甲斐があるというか、クラッチレバーの操作力は重めで、調整機構もない。最初にネガティブなポイントとして指摘しておきたいのはそれくらいで、あとはひたすら爽快な時間をもたらしてくれたモデルが、・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年08月20日(火) 12時00分
ヤマハ発動機から登場した話題のモデル『XSR900GP』(143万円)に試乗。80年代へのオマージュがそこかしこに散りばめられ、“あの頃”を知る世代はもちろん、若者からの注目度も高い最新スポーツヘリテイジのハンドリングとは。
これまでバイクは散々買い、がんがん乗り、色々なところへ行き、時々壊し、それらが全然夢にも思っていなかった今の仕事になった。ツーリングもカスタムもレースもオンもオフもひと通りこなし、まあまあたっぷり遊んでこられたな・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年05月15日(水) 11時52分
ヤマハ発動機から間もなく登場する、新たなスポーツヘリテイジモデルが『XSR900GP』(発売日2024年5月20日/価格143万円)だ。その開発者インタビュー前編(【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」)では、開発の経緯やそのねらいについて聞いた。後編では、ベースになった『XSR900』とは大きく異なるライディングポジションのことを中心に、各部に施された変更点へのこだわりを聞い・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年04月30日(火) 12時00分
ヤマハ発動機から間もなく登場する、新たなスポーツヘリテイジモデルが『XSR900GP』(発売日2024年5月20日/価格143万円)だ。今回、その開発メンバーに話を聞くことができたため、ディティールやハンドリングに込められたこだわりを、前編と後編の2回に渡ってお届けしよう。
【インタビュー参加メンバー】(敬称略)
PF車両ユニット PF車両開発統括部 SV開発部
プロジェクトリーダー
橋本 直親
PF車両ユニット PF車両開発統括部・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年03月25日(月) 19時30分
ヤマハの新型スポーツネイキッド『MT-09 ABS』が2024年4月17日に発売される。「東京モーターサイクルショー2024」でも注目の一台となったMT-09。マイナーチェンジでありながら、デザイン、乗り味を大きく変えた。開発者インタビュー前編では、プロジェクトリーダーの津谷晃司さんに開発コンセプトや、改良のポイントを聞いた。
後編では、パワートレイン担当の川名拳豊さん、電子システム担当の稲葉明紘さんにも加わって頂き、さらに新型の魅力・・・
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by 伊丹孝裕 on 2024年03月25日(月) 15時44分
スズキは、3月22日に開幕した「第51回東京モーターサイクルショー」において、多数の車両を展示。プレスカンファレンスでは、新しいチャレンジに関する発表も行われ、スズキファンとレースファンを大いに盛り上げてくれた。
今回、スズキが掲げたブースのテーマは、「JOY! FUN! SUZUKI!」だ。スズキのバイクと、人々が思い描く彩り豊かな多くのコトを結びつけることを目的とし、バイクだからこその喜び、うれしさ、楽しさ、面白さを表現。広々とし・・・
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1年間で20000km程走ったが、燃費平均は29.3km。リッター25k...[ 続きを見る ]