MINI エースマン 予想CGKOLESA RU/APOLLO

MINIブランド初のクロスオーバーEVとして、4月に発表が予定されている新モデル『エースマン』。その最終デザインを完全プレビューしよう。

エースマンは、2014年に登場した「5ドアハッチバック」以来、10年振りの新モデル名の誕生となることでも話題だ。そのボディサイズは、全長4075mm(160.4インチ)、全幅1754mm(69.1インチ)、全高1495mm(58.9インチ)とされている。ハッチバックよりも217mm(8.5インチ)長く、SUVの『クロスオーバー』(海外名:カントリーマン)より354mm(13.9インチ)短いというサイズで、絶妙なコンパクトさと実用性を兼ね備えたモデルとして期待される。

パワートレインは、ハッチバックEVの『クーパー・エレクトリック』と同じバッテリーとシングルモーターによる前輪駆動となることが予想されている。40kWhバッテリーを搭載したベースモデルでは、最高出力184psを発揮。54.2kWhバッテリーを搭載したより力強いグレードでは最高出力224psを発揮する。また最強モデル「JCW」が控えている可能性も大いにある。

インテリアは、円形のOLEDインフォテインメントタッチスクリーン、ヘッドアップディスプレイ、そして現代的な素材とクラシックなMINIスタイルの特徴を融合させたデザインを採用することもわかっている。

そして気になるのがエクステリアデザインだ。これまでスクープ班が捉えたプロトタイプの姿からも、おおよそのシルエットやディテールが確認できたが、まだまだ全体をカモフラージュしていたため全貌を掴むことはできなかった。今回は、新たに得た情報、そして公式ティザーイメージから海外自動車メディア「KOLESA RU」協力のもと予想CGを作成した。ほぼこのデザインで登場すると見て間違いないだろう。

フロントエンドでは、7つの角を持つヘッドライトの輪郭をなぞるようにLEDデイタイムランニングライトが配置される。完全に密閉されたグリルの意匠の上部にはレーダーが備わる。フロント下部のワイドインテークはメッシュパターンだ。

側面では、力強く角ばったフェンダー、そこにはSUVらしいプラスチック・クラッディングが装着される。サイドスカートも厚みのあるものだ。テールランプはティザーでも見えていたが、角形に近い造形で内部にはユニオンジャックを模したデザインがとり入れられる。リアバンパーはプロトタイプよりもボリュームのあるものとし、スキッドプレートが装着される可能性もある。

全体として、これまでのMINIモデルとは異なり、直線やエッジが強調されたMINIの新時代デザインを見ることができるだろう。

エースマンのワールドプレミアは、4月24日に開催される「北京モーターショー」と予想されている。ハッチバックのクーパー・エレクトリックとともに2025年に中国で生産を開始し、同年に欧州に輸出される予定となっている。2026年までに英国にあるMINIのオックスフォード工場でも両モデルの生産が開始されるが、米国については中国製輸入車に対する関税の影響で2026年モデルまで導入されないため、エースマンも同様となるだろう。日本向けの導入について正式な情報は現時点ではないが、このデザイン、そしてサイズを見れば人気モデルとなることは間違いなし。期待したい。

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