国土交通省は、特定小型原動機付自転車(電動キックボードなど)についてインターネットで販売されている車両を中心に保安基準適合性の調査を実施。その結果、81車種のうち10車種(10台)に対し調査を行い、そのうち6台が保安基準に適合していないことが確認された。

これらの不適合車両については、製造・販売事業者に対し、車両の改良や不適合箇所の改修などの対策を指導している。

国土交通省は、特定小型原動機付自転車の安全性を確保するため、保安基準適合性を確認する制度を2022年12月に創設。この制度により、保安基準に適合した特定原付の型式は公表され、車体には「性能等確認済」を示すシールが貼付されている。現在までに22車種の性能等確認が行われている。

また、特定原付を購入・使用する消費者に対しても注意喚起が行われている。インターネットで特定原付を購入する際は、保安基準不適合品に注意し、商品説明欄に「公道走行不可」等の記載がないか確認するよう呼びかけている。

国土交通省は、今後も調査未実施となっている49車種についても性能等確認や市場調査を行い、特定小型原動機付自転車の安全な利用を促進するための取り組みを続けていくとしている。