アストンマーティンの新型ロードバイク「J.Laverack アストンマーティン.1R」《photo by Aston Martin》

アストンマーティン(Aston Martin)は10月31日、新型ロードバイクの「J.Laverack アストンマーティン.1R」を発表した。英国でチタンバイクを手がけるJ.Laverackと共同開発され11月2日、ロンドンで開幕する「ルーラー・ライブ」で初公開される予定だ。

J.Laverack アストンマーティン.1Rは、ボルトが見えないデザインが特長だ。通常、ステムやシートポストの固定部品が見えてしまうもの。しかし、J.Laverack アストンマーティン.1Rでは、統合された4本のピストンブレーキキャリパーをクリーンシートデザインとし、バイク全体に目に見えるケーブルやホースをなくした。

顧客はアストンマーティンの英国ゲイドン本社に招待され、J.Laverack創設者による正確なフィッティングにより、カスタマイズする機会が設けられる。アストンマーティンのスポーツカーで選択可能なものと同じボディカラーやトリムが選べる。希望に応じて車両とバイクをペアに仕立てることもできる。

通常、クランク長は2.5mm刻みでしか指定できないが、J.Laverack アストンマーティン.1Rの顧客は、クランク長を1mm単位まで指定できる。これは、カーボン製クランクアームのビスポーク3Dプリントチタンチップのおかげで実現した。サドル高は、交換可能なビスポークのチタンカラーを使用して調整する。バイクには、ハンドメイドの木製ツールケースの中に、カラーに並んで工具セットも付属する。

貫通ステムは、アストンマーティン『DB12』のサイドストレーキを再現しつつ、ブレーキホースの取り回しの余地を残した設計だ。チタン製スルーアクスルは肉厚が0.7mm。他のバイクとは異なり、アクスルの端部がノンドライブサイドに隠されている。

英国のブルックス社製のサドルは特注されたもので、オーナーの好みでレザーまたはアルカンターラでトリム加工され、シングル・チタン・リベットで仕上げられる。ハンドルバー・グリップには、アストンマーティンの全カラーが用意され、同じマテリアルを選択できる。アストンマーティンは、J.Laverack アストンマーティン.1Rについて、「チタン製の二輪ハイパーカー」と称している。

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