ビッグモーター(イメージ)《写真撮影 高木啓》

国土交通省は、直轄国道でビッグモーター店舗前の街路樹に枯死の発生が確認された問題に関して土壌調査した結果をとりまとめた。

それによると店舗前の街路樹に枯死の発生が確認された 10店舗のうち、福井店、高松国分寺店、飯塚店など、計8店舗前でグリホサートなどの除草剤成分が検出された。

また、追加で枯死の発生が確認されたと報告があった宇部店前からも除草剤成分が検出された。

今回、除草剤成分が検出された箇所は、所轄の警察署に被害届を提出する。今後、これら箇所については国の方で適切に原状回復し、原因者が特定された箇所から順次、原因者に対して損害賠償を請求する予定。

また、関係機関と相談・調整して必要な対応を進めるとしている。

保険金水増し請求などのコンプライアンスが問題視されているビッグモーターを巡っては、国道沿いの店舗以外でも街路樹の枯死が確認されており、自治体の一部が警察に被害届けを提出、一部店舗には地元警察が器物損壊の疑いで捜査に動いている。