新築マンション(イメージ)《画像提供 テラモーターズ》

テラモーターズは12月12日、補助金未活用の場合でも新築マンションにEV充電設備の無料設置が可能な新プランを展開すると発表した。

東京都は2025年度から新築マンションへのEV充電設備義務化を発表。今後、全国的にEV充電設備導入義務化が進み、住居の標準装備となっていくことが予想される。また、既築への導入工事は1か所あたり100万円前後の費用がかかるが、新築時にまとめて工事を行うことで工費の圧縮、設計の簡便化が可能となるため、新築時の導入工事ニーズが高まっている。しかし新築マンションの場合、EV充電インフラ導入のために補助金活用をしようとしても、申請から工事完了までに時間がかかってしまうため、補助金の申請スケジュールへの対応が難しいという課題がある。

テラモーターズでは、新築時は導入工費を圧縮できるという点に着目し、新築マンションへEV充電インフラ「テラチャージ」の無料提供を開始。テラチャージはEVの充電設備だけでなく、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウド、サービスの提供開始に必要なマンション管理組合等への説明、充電設備の設置工事、ハードおよびソフトの管理運営までを一貫して担う。同社では今回の新プランにより、補助金活用ができない場合でも、EV充電インフラを導入しやすい環境の構築を目指していく。

テラチャージ(イメージ)《画像提供 テラモーターズ》