ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は9月6日、「2023ワールドカーオブザイヤー」の暫定ノミネート13車種を発表した。日本メーカー車では、8車種が選出されている。
ワールドカーオブザイヤーは、2004年に設立された。今回は2021年秋から2022年秋にかけてデビュー、またはマイナーチェンジを受けた新型車の中から、最高の1台を選出する。条件は2022年1月1日から 2023年3月30日までの期間に、少なくとも世界2大陸の2つの主要市場(中国、欧州、インド、日本、韓国、南米、米国)で販売されていること。欧州専用車、北米専用車、日本専用車などは、選考対象から外される。年間1万台以上が生産されることも条件となり、超高級車などは除外される。
投票は世界31か国のおよそ100名のジャーナリストが、バリュー、安全性、環境性、コンセプトなど6項目を基準に実施する。2023年4月に、イヤーカーが決定する予定だ。
2023ワールドカーオブザイヤーの暫定ノミネート13車種は以下の通り。
BMW X1とiX1
シトロエンC5 X
ホンダCR-V
ホンダHR-V/ヴェゼル/ XR-V
ヒョンデ・アイオニック6
キア・ニロ
マツダCX-60
日産アリア
スバル・ソルテラ
スズキ Sクロス
トヨタbZ4X
トヨタ・クラウン
フォルクスワーゲン・タイゴ/ニーヴァス
暫定13車種中、日本メーカー車が8車種を占めた。トヨタは、グローバルモデルとなった『クラウン』とEVの『bZ4X』、ホンダは『CR-V』と欧州向け『HR-V』/中国向け『XR-V』の『ヴェゼル』ファミリー、日産はEVの『アリア』、マツダはSUVの『CX-60』、スバルはEVの『ソルテラ』、スズキはSUVの『Sクロス』だ。
ワールドカーオブザイヤーのここ数年の結果は、2009年がフォルクスワーゲン『ゴルフ』、2010年が同じく『ポロ』と、フォルクスワーゲンが2年連続で受賞。2011年は日産のEV、『リーフ』。2012年はフォルクスワーゲンのコンパクトカーの『up!』、2013年はゴルフ、2014年がアウディ『A3』、2015年がメルセデスベンツ『Cクラス』、2016年がマツダ『ロードスター』、2017年はジャガー『F-PACE』、2018年はボルボ『XC60』、2019年はジャガー『I-PACE』、2020年はキア『テルライド』、2021年はフォルクスワーゲンの電動SUV『ID.4』、2022年はヒョンデ『アイオニック5』が、ワールドカーオブザイヤーに輝いている。
日本車は クラウン や CX-60 など8車種、2023ワールドカーオブザイヤー暫定ノミネート13車種
2022年09月07日(水) 15時15分