地域交流拠点「COCOONひろば平和島」(イメージ)《画像提供 京急電鉄》

京浜急行電鉄は、京急沿線にMaaS(モビリティアズアサービス)基盤を拡大するエリアマネジメント構想「COCOON(コクーン)プロジェクト」をスタートする。京急電鉄が8月22日、発表した。

プロジェクトは地域特性に応じ、地域事業者や住民、自治体、教育機関と連携したエリアマネジメントを深化するとともに、2020年から取り組む「三浦COCOON」で構築したMaaS基盤を沿線全体に拡大する。地域の個性を活かした「暮らしたい、働きたい、訪れたいまちづくり」に取り組む。

地域特性に応じたまちの魅力向上に取り組むとともに、エリア間を自由に移動し、自分らしく生活できる沿線を目指す。

プロジェクトの第1弾として、8月26日に、平和島駅前に地域交流拠点「COCOONひろば平和島」を期間限定で設置するとともに、地域情報/MaaSサイト「おおたCOCOON」を開設する。施設は京急電鉄、東京都大田区、日本工学院専門学校、シンクロ・フードが産官学連携し約1年間運営する交流拠点。フードトラック、シェアスペース/オフィス、モビリティステーション、地域イベントスペースなどを運営する。

駅前モビリティステーションには、シェアモビリティを整備して駅利用者の行動変容を促し、駐輪対策としても機能させる。駅を中心とした移動促進により、街の魅力発信につなげる。

また、地域情報/MaaSサイト「おおたCOCOON」を通じて地域情報発信やシェアスペース予約できるサービスを提供、平和島地域の魅力拡大を目指す。

地域情報/MaaS サイト「おおたCOCOON 」《画像提供 京急電鉄》 COCOONひろば平和島の概要。1:HEIWAJIMAタイニーハウス(シェアスペース,シェアオフィス)、2:えきまえリビング(地域イベントスペース)、3:フードトラック、4:駅前モビリティステーション 大田区コミュニティサイクル、5:みんなの掲示板(地域情報発信)《画像提供 京急電鉄》 京浜急行1000形《画像提供 京急電鉄》