三菱 eKクロスEV(左)とミニキャブミーブ《写真提供 三菱自動車》

三菱自動車は7月27日、2022年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表。販売台数は減少したものの、円安効果で営業利益は前年同期比2.9倍増の308億円を確保した。

第1四半期のグローバル販売台数は前年同期比5.7%減の21万7000台。主力モデルの受注が伸びたアセアン、新型『アウトランダーPHEV』や『eKクロスEV』の受注が好調だった日本は順調に販売台数を伸ばしたものの、北米や欧州、中国で数字を落とした。売上高は同22.4%増の5287億円となった。

営業利益は大幅な円安による175億円の為替差益もあり、同190.8%増の308億円。経常利益は同342.0%増の495億円、純利益は同533.1%増の386億円だった。

通期業績見通しも期初公表値から上方修正。販売台数はほぼ据え置きの93万8000台としながら、売上高2兆3500億円(前回予測比+600億円)、営業利益1100億円(同+200億円)、経常利益1200億円(同+270億円)、純利益900億円(同+150億円)とした。なお、想定為替レートも米ドルを122円から125円へ引き上げた。

アウトランダーPHEV《写真撮影 雪岡直樹》