30000A系のエクステリア。床面高さを近年の新造車と同様40mm下げ、ホームとの段差を解消している。《写真提供 大阪市高速電気軌道》

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は7月19日、30000A系を7月22日から中央線に投入すると発表した。

同車は御堂筋線で運用されている30000系を中央線用に改良したもので、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の輸送力増強を図るために6両編成10本が順次投入される予定。

中央線への新造車投入はおよそ27年ぶりで、相互乗入れを行なっている近畿日本鉄道(近鉄)けいはんな線(長田〜学研奈良登美ヶ丘)にも運用される。

30000A系のサイド。ドットは「大阪のにぎわいと人々の輝く姿」を表現しており、ホワイトは「街ゆく人々」、アースグレイは「街並み」、グリーンは「Osaka Metro の車両」を、ゴールドのラインは「未来社会」を意味する。《写真提供 大阪市高速電気軌道》 30000A系の車内。照明はすべてLEDで、空気浄化装置を設置。荷棚の高さを従来より100mm下げている。《写真提供 大阪市高速電気軌道》 拡大されたドア横のスペース。ドアはチャイムと上部のランプで開閉状況をわかりやすくしている。開いているドア位置を知らせる誘導鈴も設置。《写真提供 大阪市高速電気軌道》 ドア付近の床に黄色のラインを入れ、乗降箇所の視認性を向上。《写真提供 大阪市高速電気軌道》 ワイド液晶となった車内案内表示。4か国語に対応。《写真提供 大阪市高速電気軌道》 搭載されている車内防犯カメラ。《写真提供 大阪市高速電気軌道》 オレンジ色となった優先座席部の吊り手と手すり。一般座席部との違いをわかりやすくした。《写真提供 大阪市高速電気軌道》 車内WiFiも設置。《写真提供 大阪市高速電気軌道》