首都高速道路《写真提供 写真AC》

国土交通省は5月24日、首都高速道路の料金改定後1カ月の交通状況を発表した。

料金改定1カ月の首都高速の全体交通量はコロナ禍による行動制限のあった前年とほぼ同水準だった。距離別では、長距離(36km超)の利用が減少する一方で、短距離の利用は回復した。都心通過利用は減少した。

千葉外環迂回利用割引が適用される三郷〜神奈川方面は、6号三郷線経由の利用が減って、都心通過利用の減少に寄与した。6号三郷線の渋滞損失時間は7%減少、6号向島線の渋滞損失時間が9%減少した。

首都高速で新たに深夜割引が導入された0〜4時の交通量は前年比13%増加し、割引対象外の4〜24時の交通量は2%減少した。朝ピーク時間帯(7時台)の交通量は4%減って、夕方ピーク時間帯(17時台)の交通量は2%減少した。

首都高速の渋滞損失時間は前年比で10%減少した。コロナ禍前の2019年比では28%減少した。

首都高速の長距離利用が減少し、都心通過が減少《資料提供 国土交通省》 千葉外環の利用が増え、都心通過が減少《資料提供 国土交通省》 首都高速の渋滞が緩和《資料提供 国土交通省》 首都高速の渋滞が緩和《資料提供 国土交通省》