旭化成は5月18日、未来のクルマの価値を高める「3つのS」をコンセプトに開発した「AKXY2」を制作したと発表した。コンセプトカーは5月25〜27日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2022横浜」に展示する。
同社はこれまでAsahi Kasei X(かける)You(お客様)をコンセプトとする「AKXY」シリーズとして2017年に「AKXY」、2019年に「AKXY POD」をそれぞれ制作してきた。
3世代目となるAKXY2は「Sustainability」(持続可能なクルマづくり)、「Satisfaction」(クルマの満足度向上)、「Society」(社会とクルマのつながり)の3つのSをコンセプトに掲げて開発した。自動車産業の急速な変化やコロナ禍による新しいクルマの存在価値を踏まえたとしている。
同社の子会社であるサガオートモーティブインテリアーズの欧米拠点と連携することで、豊富な内装ファブリックを採用、カスタマイズ性を高めた車室内装を実現した。車内空間の使い方では、住宅領域とのシナジーの可能性をコンセプトとした。
また、同社CVC室の投資先であるウルトラセンスシステムズや他の社外企業とのコラボレーションで、ドアおよびキャノピー部の開閉スイッチ機能や発熱シート機能を実現した。
旭化成、3世代目となるコンセプトカー出展予定…人とくるまのテクノロジー2022
2022年05月22日(日) 16時30分