マツダ CX-30(欧州仕様)《photo by Mazda》

欧州自動車工業会(ACEA)は2月8日、2022年のEUにおける新車販売見通しを発表した。半導体の供給が安定し、新車販売が回復すると予想している。ACEAが発表した2021年のEUの新車(乗用車)販売台数は970万0192台。前年比は2.4%減と、2年連続で前年実績を下回った。

ACEAは2022年のEU新車販売について、前年実績に対して7.9%増加して1050万台に達すると予測している。これが実現すれば、3年ぶりの回復となる。その理由は、半導体の供給が安定することが見込まれるためという。それでも1050万台の販売予測は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大以前の2019年実績に対して、ほぼ2割の落ち込みになるという。

ACEAは、将来のヨーロッパの自動車産業へのダメージを回避するために、海外サプライヤーへの依存を減らすようEUに要請している、としている。

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