デンソーは2月2日、2021年4〜12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。前年比で増収増益となったが、コロナ禍による減産を反映し、通期業績予想を下方修正した。

半導体不足に伴う車両減産があったものの、前年の新型コロナウイルス感染症の影響から車両販売が回復したことや拡販により、売上収益は前年同期比14.3%増の4兆0090億円となった。営業利益は固定費の低減や合理化など体質変革活動の効果により、同284.6%増の2563億円、税引前利益は同199.2%増の2965億円、純利益は同348.9%増の1934億円となった。

通期連結業績見通しは、中間公表に対して、第3四半期3か月の実績を反映して下方修正。売上収益は5兆4800億円(−600億円)、営業利益は(−400億円)、税引前利益は4000億円(−390億円)、当期利益は3290億円(−340億円)、親会社の所有者に帰属する当期利益は3010億円(−350億円)とした。