ヴァレオ 苅田工場《写真提供 ヴァレオジャパン》

ヴァレオジャパンは、カーエアコンユニットなどの組み立てと自動車部品の樹脂成型を行う新工場をヘッズハイテクパーク(福岡県京都郡苅田町)に建設。2022年7月(予定)より操業を開始する。

新工場となる苅田工場は、ヴァレオジャパンにとって7か所目、九州では2か所目の工場となる。ヴァレオの九州での歴史は11年前に遡る。2010年、同じく苅田町に九州工場を開設し、自動車の前回りの機能部品を一体化させたフロントエンドモジュールの組み立てを行っている。2012年には中津工場(大分県中津市)を設立し、カーエアコンユニットを生産していたが、2020年に同工場を九州工場に統合。今回、九州地区での需要拡大に応えるために、最先端の組立ラインと樹脂成型の設備を備えた苅田工場を設立する。新工場ではカーエアコンユニット、アクティブグリルシャッターと自動車用樹脂成型部品を生産する。

ヴァレオは、九州で自動車メーカー各社の拠点近隣に新工場を設けることで、信頼性の高い供給と効率の向上を図る。