トーヨータイヤ 独自開発の最新シミュレーターを使った啓発イベントを開催《写真撮影 レスポンス編集部》

トーヨータイヤは、11月6日(土)7日(日)の2日間を通して、正しいタイヤの使い方を啓発するシミュレーターを使った体験型イベントを、茨城県のイオンモールつくば(C駐車場)で開催中だ。

このイベントで使用するドライブシミュレーターは、実車に近いハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルはもとより、運転席から見える景色を映すモニターや走行音などを出すためのスピーカー、車両の揺れを再現するための揺動機構などを備えたよりリアル機器が用意されている。

同社が独自にソフトを開発したコンピューター制御により、タイヤの摩耗度による雨天時の制動距離の違いやハイドロプレーニング現象の発生、空気圧の違いによる操縦安定性の違いなどを体感することが可能となっている。

トーヨータイヤがこの独自シミュレーターを開発した背景として、ドライバーに対して、タイヤを安心して使用できるよう、日常のタイヤ点検の重要性について啓発していくことを最重要と考えている点にある。しかし一方では、新品タイヤと不良タイヤの比較において、経年変化(摩耗振興や空気圧低下など)による性能低下を理解していただくのは、難しい側面もあると同社広報は話す。

そこで同社は多くのドライバーへ、経年変化による性能低下リスクを手軽に疑似体験してもらい、日常におけるタイヤ点検の重要性を啓発するべく、ドライブシミュレーターを独自に開発し、こういったイベントを通して積極的に運用に乗り出している。

同社のこれまでの取り組みとしては、2019年春のタイヤ安全啓発活動から運用を開始しており、2021年10月末の時点で約2,000名の方が体感しているという。

試乗体験した方のアンケートでは「今回の体験を通してタイヤの安全に対する意識は変わりましたか?」という質問に対し、平均で96%の方が「非常に高まった/高まった」と回答。また、「タイヤの重要性を痛感した」「雨の日の運転には気を付ける」「自分の車のタイヤにもっと関心を持とうと思った」などの好意的なコメントが寄せられている。

イオンモールつくばにお近くの方は、ぜひこの機会に体験してみてはいかがだろうか。

トーヨータイヤが独自にソフトを開発したコンピューター制御により、リアルな体験が可能となったシミュレーター《写真撮影 レスポンス編集部》