
KTCは自動車エンジニア育成のナンバーナインファクトリーと協業し、「現場にこだわり、積極的な失敗から学ぶ」次世代自動車エンジニア育成事業をKTC本社・久御山工場にて開始する。
次世代自動車エンジニア育成事業では、現在の自動車開発の利点と課題を踏まえた現場型育成講座を展開する。講師は大手メーカーでの自動車開発や、モビリティ新規参入企業の開発に技術アドバイザーとして携わった現役エンジニアが担当。エンジニアである受講者と同じ目線で、座学と実習・実践から構成される講座を展開する。
また、育成講座では、KTCのコンセプト「安全、快適、能率・効率、環境」を具現化した工具と作業環境を用意。工具のプロである講師から正しい使い方を学ぶことで、受講者であるエンジニアが安心・安全にクルマに触れることができ、クルマと向き合いチャレンジ&失敗をしながら技術力を高めることができる。
座学では、会社の看板がない環境に飛び出した時のエンジニアとしての市場価値を知ることで、今後自分自身がどのような技術力を身につけるべきかの“気づき”を得るきっかけを作る。座学によりエンジニアの意識が変わり始めたら、クルマに触れ、技術力を身に付ける現場実践に取り組む。KTCのプロ講師から工具の使い方や正しい作業の仕方を学び、現場での車両組立や走行評価を通じて車両構造を理解する。そして設計基準の整っていない開発環境で少量生産車の開発に参画し、積極的なチャレンジ&失敗によりエンジニア各人の技術を高める現場での開発に臨む。
育成講座では10月25日、「エンジニアの意識を変える座学」をオンラインで実施する。