ダイムラーのドイツ本社《photo by Daimler》

ダイムラー(Daimler)は7月15日、2021年上半期(1〜6月)の決算(暫定値)を発表した。

同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の上半期の調整後のEBIT(利払前・税引前利益)は109億3300万ユーロ(約1兆4188億円)。前年同期の10億6500万ユーロの赤字から、黒字に回復した。

グループ全体の109億3300万ユーロの調整後のEBITのうち、主力のメルセデスベンツ(乗用車とバン)は、75億1500万ユーロ(約9752億円)。前年同期の6億1500万ユーロの赤字から、黒字回復を果たしている。

黒字となった主な要因は、製品ラインナップ、価格設定、継続的なコスト削減の効果によるもの。その一方、半導体の供給不足が、第2四半期(4〜6月)の生産と販売に悪影響を及ぼしたという。

ダイムラーとメルセデスベンツの取締役会のオラ・ケレニウス会長は、「すべての部門で引き続き、堅調な業績を達成した。メルセデスベンツの乗用車とバンでは、3四半期連続で2桁のマージンを計上し、業績の回復力を示している」と述べている。

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