三菱自動車本社《写真撮影 高木啓》

三菱自動車は、自動車リサイクル法に基づき、2020年度(2020年4月〜2021年3月)における自動車シュレッダーダスト(ASR)、エアバッグ類、フロン類の特定3品目の再資源化等の実施状況を公表した。

2020年度の実績は、ASRの引取り量が19万1602台分・2万7908トンで、このうち2万6896トンを再資源化。再資源率は96.4%となり、法定基準値70%を達成した。エアバッグ類は、14万2526台分・50万7344個を引取り、再資源化率は95.1%で、法定基準値85%を達成。フロン類の引取りは16万7189台分・3万6034kgとなり、適正に処理した。

再資源化などに要した費用総額は16億7885万円。資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は18億3491万円となり、全体収支は1億5605万円の黒字。このうち1億8589万円を自動車リサイクル高度化財団へ拠出している。

三菱自動車では、今後の新型車についても再資源化処理コストの低減を継続し、ユーザーのリサイクル料金負担の低減を図っていく。