フィスカーは6月17日、新型EVの『オーシャン』(Fisker Ocean)の生産を、マグナに委託する長期契約を正式に締結した、と発表した。
オーシャンは電動SUVで、バッテリーの蓄電容量は、標準仕様でおよそ80kWhとなる。トップグレードの場合、1回の充電で、最大およそ300マイル(約483km)を走行できる性能を持つ。
オーシャンの駆動方式は4WDだ。前後アクスルにモーターを搭載する。米国でのベース価格は、3万7499ドル(約413万円)と、従来のフィスカーの電動モデルと比較すると、大幅にリーズナブルな価格を実現する。
このオーシャンに採用されるのが、マグナが新開発した「FM29」プラットフォームだ。この新世代のFM29プラットフォームからは、さらに2車種の新型フィスカーモデルが登場するという。
オーシャンは、オーストリア・グラーツのマグナの工場に生産が委託され、2022年11月、量産を開始する計画。マグナでは現在、グローバルブランドから複数の車両を受託生産しており、その累計生産台数は370万台を超えている。
なお、フィスカーは11月、米国で開催されるロサンゼルスモーターショー2021において、オーシャンの量産モデルを発表する予定、としている。
フィスカーのEV『オーシャン』、2022年11月から量産へ…生産委託契約をマグナと締結
2021年06月21日(月) 06時45分