コンチネンタルの「ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイ」《photo by Continental》

コンチネンタル(Continental)は5月27日、グローバル自動車メーカーから、量産車向け「ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイ」の最初の大規模受注を獲得した、と発表した。

ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイは、コックピットの全幅に広がるディスプレイだ。このソリューションを開発することにより、コンチネンタルは車載ディスプレイの大型化というトレンドを継続しているという。

左側のピラーから右側のピラーまで、 コックピットの全幅に広がるディスプレイは、さらに多くの車両機能、デジタルサービス、通信、インフォテインメントのためのスペースを持つことを可能にする。

ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイによって、ディスプレイは、ドライバー、助手席乗員、デジタルドライビングエクスペリエンスの間の中心的なビジュアルインターフェイスになるという。量産車への搭載は、モノのインターネット (IoT) の一部としての自動車のスマートデバイスへの進化における新たなマイルストーンになる、と自負する。

例えば、ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイには、ナビゲーション、警告標識、映画、ニュース、ソーシャル ネットワーク、各種アプリを表示することができる。コックピットの横幅全体に表示されるコンテンツは完全に没入型であり、ドライバーと乗員にまったく新しいユーザーエクスペリエンスを提供するという。

なお、コンチネンタルは、ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイを2024年から、量産する予定、としている。

コンチネンタルの「ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイ」の進化の歴史《photo by Continental》