みつばコミュニティ(イメージ)《写真提供 モビリティテクノロジーズ》

モビリティテクノロジーズ(MoT)とみつばコミュニティは5月10日、みつばコミュニティの各種送迎バスなど全台約960台へ、MoTが提供する次世代AIドラレコサービス「ドライブチャート」を導入すると発表した。ドライブチャートのマイクロバス導入は初となる。

ドライブチャートは、ドライブレコーダーをベースとした専用車載器から得られる各種データから、交通事故に繋がる可能性の高い危険シーンを自動検知し、運転傾向を分析する交通事故削減支援サービス。タクシーや営業車、長距離トラックなど、関東・中京・京阪神エリアを中心に現在契約車両は約2万台にのぼる。

みつばコミュニティは送迎バスの運転手派遣や運行管理サービスを展開し、全国の幼稚園・保育園などの教育機関や、病院・福祉施設、教習所や一般企業など様々な拠点でのマイクロバス運行を担っている。同社では車内外の様子を記録するドライブレコーダーを導入していたが、交通事故を未然に防ぐための、より効率的なアプローチを行うため、ドライブチャートの全台導入を決定した。

同社はこれまで、運転手の運転スキルや安全意識向上のための直接指導や、実際の運転や車内の様子を確認するには遠方の派遣先へ行かなければならず、タイムリーな確認・教育が難しいという課題があった。しかしドライブチャート導入により、PCやスマートフォンで運転手の運転行動のスコア化やリスク運転の動画確認を実現。遠隔であっても運転手の状況確認を高い頻度で行うことができるようになった。MoTとみつばコミュニティは今後、送迎バスに必要不可欠となる交通事故撲滅をドライブチャートの活用により進めていく。