首都高速《写真提供 写真AC》

国土交通省は3月12日、2015年9月に策定した「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」を改定したと発表した。

首都圏の高速道路料金は「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」に基づいて料金体系の整理・統一や起終点を基本とした継ぎ目のない料金の実現を図ってきた。

今回、首都高速道路について料金水準の整理・統一、大口・多頻度割引の拡充、深夜割引の導入などを行うなど、「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」を改定した。

2022年4月から圏央道の内側について料金体系の整理・統一を更に進める。都市部で5年程度の期間でETC専用化することなども考慮し、新たな上限料金を設定する。料金割引についても整理・統一を図る観点から、大口・多頻度割引の拡充や深夜割引を導入する。

混雑状況を踏まえ外環千葉区間の割引を導入するなど、起終点間の最短距離を基本に料金を決定する。首都高速の車種区分についての暫定車種間比率は2021年4月で終了する予定だったが2022年4月まで1年間延長する。

また、2018年6月に外環・千葉区間が開通したことを踏まえ、外環利用が不利にならないよう経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定する。

首都高速における大口・多頻度割引率は現在、最大35%だが、2022年4月から最大45%に拡充する。首都高速の深夜割引として0時から4時まで20%割引を導入する。首都圏の車種区分は5車種区分に整理・統一する。

首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)について《資料提供 国土交通省》 首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)について《資料提供 国土交通省》 首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)について《資料提供 国土交通省》 首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)について《資料提供 国土交通省》