会津若松駅《写真提供 写真AC》

みちのりホールディングスは2月12日、会津若松市の金川町・田園町周辺と市役所・AiCT周辺を運行エリアとしたダイナミックルーティングバス「MyRideさわやか号」の実証実験を2月15日から4月9日まで実施すると発表した。

今回の実証運行は、現状の定時・定路線の運行で満たしきれない移動需要に対応するとともに、需要創造、ダイナミックルーティングシステムの運行効率化効果を検証するもの。同システムのより広範囲での導入についても検証する。

ダイナミックルーティングバス「MyRideさわやか号」は、金川町・田園町の住民やAiCT勤務者、市役所利用者らに利用コードを配布し、専用アプリを通じて利用してもらう。

ダイナミックルーティングシステムは、利用希望者が専用アプリから出発地、目的地、予約人数を指定して予約すると、予約内容や他の乗客の予約内容、道路混雑状況などに合わせてAI(人工知能)が最適な運行ルートやスケジュール(ダイヤ)を算出するシステム。

今回のダイナミックルーティングサービスでは、標柱のないバーチャルバス停を含むバス停を多数設定し、専用アプリ「MyRideさわやか号」での乗車予約に対して最適な運行計画をリアルタイム算出する。

実証実験には、会津Samurai MaaSプロジェクト協議会、会津若松市、 会津乗合自動車(会津バス)、Via Mobility Japanも参加する。ダイナミックルーティングシステムは、Viaが開発したものを活用する。車両は9人乗りジャンボタクシーで運行する。

従来の「さわやか号」とダイナミックルーティングバス「MyRideさわやか号」の比較《画像提供 みちのりホールディングス》 ダイナミックルーティングバスの運行エリア《画像提供 みちのりホールディングス》 「My Rideさわやか号」のサービス利用フロー《画像提供 みちのりホールディングス》 会津Samurai MaaSプロジェクト《画像提供 みちのりホールディングス》