【AMA スーパークロス Rd. 6】日本人初、下田丈が表彰台…クラス2位《photo by FELD Entertainment》

コロナ禍において、過密スケジュールで開催されているアメリカのAMAスーパークロスで、日本の下田丈が2位表彰台へ。2005年、成田亮の3位以来、実に16年ぶりの記録更新にファンは歓喜した。

舞台は、アメリカ東海岸のインディアナポリス。1月に開幕、観客をまばらに入れるという形で、コロナ対策をとったスタジアムが熱狂に包まれた。スーパークロスデビュー2年目の下田丈は、ここまで4-5-4-3-4位と安定した好成績を残してきており、さらなる飛躍が期待されるところだった。

好スタートを切った下田は、3番手での立ち上がり。スタート直後に、現ランキング1位のコルト・ニコルズがクラッシュ、これをうまく回避して前を走るミッチェル・オルデンバーグを追う。序盤のうちにオルデンバーグをパスできたものの、トップを引いていたクリスチャン・クレイグとはこの時点で10秒ほどの差。

下田は「クレイグをキャッチできればしたいと思っていましたが、逃げ切られてしまいました。チームからも、パスできれば勝てたかもしれないと言われました」とのこと。2位単独フィニッシュで、下田は通算ランキング3位へ浮上。

「初表彰台を達成した第4戦は、前のライダーが転けたことで3位に入ることができたのですが、今回はちゃんと2位に入ることができました。これを自信につなげていきたい」とコメント。現在ランキングトップのニコルズとは、24pt差。残る3戦、タイトルの目も見えてきた。

【AMA スーパークロス Rd. 6】日本人初、下田丈が表彰台…クラス2位《photo by FELD Entertainment》