ZFは1月13日、デジタルマニュファクチャリングプラットフォームを構築するための戦略的パートナーとして、マイクロソフトと提携を結んだと発表した。
ZFは、パイロット工場として、ドイツ北部のDiepholz工場を選んだ。このプロジェクトにより、ZFはデジタル化への変換コストを削減し、在庫や品質を向上させ、従業員の効率を高めることができるという。
同工場では、マイクロソフトの「Azure」を導入して、ZFの将来のデジタルマニュファクチャリングプラットフォーム(DMP)を構築する。これまで、ソフトウェアは各工場に1つずつ導入され、個別のサーバーにインストールされていた。今後は、クラウドでのプラットフォームに置き換えられ、ZFの工場をプラットフォームに接続し、マイクロソフトのAzureを通じて、工場に新機能を展開していく。
今回の発表は、工場全体からそれぞれの機械に至るまで、生産パフォーマンスの透明性を生み出すことを目的としている。生産フローのトレーサビリティ、生産の分析と予測、品質に焦点を合わせるのも狙いだ。機械の監視とトラブルの予測を通じて、メンテナンス性を引き上げるのも目的となる。
ZFは、「Microsoft AI」を使用して、生産計画を改善し、保守、修理、運用など生産パフォーマンスを効率化していく、としている。
ZFとマイクロソフトが戦略的提携…工場のデジタル化を推進
2021年01月18日(月) 16時45分
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