貨物列車《Photo by Manabu Takahashi/Getty Images News/ゲッティイメージズ》

JR貨物は1月13日、トラックドライバーに貨物列車の位置や遅延情報を提供する「トラックドライバー用アプリ(仮称)」の試運用を、2021年度下期から全国6駅で開始すると発表した。

アプリはトラックドライバーがこれまで直接参照することのできなかった貨物列車位置や遅延情報などの各種情報をスマートフォンを使ってリアルタイムに提供する。コンテナ持込・持出時間の予約も可能で、駅構内荷役作業を可視化して混雑状況を事前に把握できるようになる。

トラックドライバーが、いつでもどこでも関係列車の走行位置や遅延情報を確認できるようになる。また、事前にコンテナの持込・持出時間を予約することで、フォークリフトオペレーターの荷役作業と駅構内の混雑状況が可視化され、スムーズな荷物の受け渡しと利用運送事業者の効率的な配車計画に寄与する。

2021年度下期から函館貨物駅、仙台貨物ターミナル駅、隅田川駅、静岡貨物駅、百済貨物ターミナル駅、北九州貨物ターミナル駅で順次、試運用を開始する。利用状況や課題を精査した上で、機能の改修や機能を拡充して、2022 年度中に全国コンテナ取扱駅に展開していく予定。

トラックドライバー用アプリの導入機能《画像提供 JR貨物》 開発中のアプリ画面イメージ《画像提供 JR貨物》 仙台貨物ターミナル駅《写真提供 写真AC》 仙台貨物ターミナル駅《写真提供 写真AC》 隅田川駅《写真提供 写真AC》