トヨタ・ヤリス新型《写真 トヨタ自動車》

日本自動車販売協会連合会は1月5日、2020年(1〜12月)の新車販売台数(軽自動車除く)を発表。前年比12.3%減の288万0527台で3年連続のマイナスとなった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大よる工場の稼働停止や先行きの不安感などが自動車販売に大きく影響。東日本大震災が発生した2011年(268万9074台)以来、9年ぶりに300万台を割り込んだ。

車種別では、乗用車が同12.2%減の247万8832台で3年連続のマイナスとなった。このうち、普通乗用車は同14.5%減の135万6163台で5年ぶりのマイナス。小型乗用車も同9.1%減の112万2669台で3年連続のマイナスとなった。

貨物車は同12.7%減の39万2361台で4年ぶりのマイナス。このうち、普通貨物車が同11.9%減の16万0678台で8年ぶりのマイナス、小型貨物車も同13.2%減の23万1683台で4年ぶりのマイナスとなった。

バスは同31.3%減の9334台で3年連続のマイナスだった。

ブランド別では、『ロッキー』や『トール』など小型車のラインアップを強化したダイハツ以外はすべて前年実績を下回った。1位トヨタは同5.8%減の142万3151台と微減にとどまったが、三菱自動車は同41.3%減の2万7545台、日産は同27.5%減の26万6289台と、大きく数字を落とした。

◆2020年 新車販売台数(軽自動車除く)ブランド別ランキング

1位:トヨタ 142万3151台(5.8%減・2年ぶり減)
2位:ホンダ 29万3800台(17.8%減・6年連続減)
3位:日産 26万6289台(27.5%減・2年連続減)
4位:マツダ 14万1446台(15.1%減・2年連続減)
5位:スズキ 10万7238台(12.1%減・2年連続減)
6位:スバル 8万4773台(19.3%減・3年連続減)
7位:いすゞ 6万6748台(18.0%減・2年ぶり減)
8位:日野 6万0051台(14.0%減・2年連続減)
9位:ダイハツ 5万6054台(28.5%増・4年連続増)
10位:レクサス 4万9059台(21.4%減・3年ぶり減)
11位:三菱ふそう 3万8103台(7.7%減・4年連続減)
12位:三菱自動車 2万7545台(41.3%減・2年ぶり減)
13位:UDトラックス 9713台(6.5%減・2年ぶり減)

トヨタ・ライズ《撮影 山内潤也》