ENEOS(エネオス)は11月25日、販売部門 のバックオフィス機能を2021年7月を目途に分社化して、情報処理サービスを手がけるアイネットとの合弁会社にすることで基本合意したと発表した。

同社は、2040年長期ビジョンに掲げた、ありたい姿として各部門で「基盤事業の効率化」や「画期的な新製品・新サービスの創出」を目的としたデジタルトランスフォーメーションの取り組みを進めている。販売部門は、販売に関する売上・契約管理や官公庁向け申請・申告などの多くの業務を支店から本社のバックオフィス機能に集約することで、効率性と正確性の向上を図ってきた。

今回、効率化のスピードアップを図るため、デジタル技術を取り込むとともに販売業務に精通するデジタル人材を育成すること重要と判断した。石油販売事業に見識のあるIT企業のアイネットをパートナーとすることにした。

今後、締結した基本合意書に基づいて詳細を検討し、2021年7月に合弁会社を設立する予定。