デンソーは11月12日、不動産事業者と連携したモビリティサービスを提供する米国スタートアップのエンヴォイテクノロジーズに出資し、MaaS(モビリティアズアサービス)領域での新たなビジネスモデルを創出すると発表した。

エンヴォイは、北米でマンション、オフィス、ホテル、商業施設向けに、居住者や施設利用者専用のEVカーシェアサービスを展開しているスタートアップ。ユーザーニーズを捉えたサービスの構築に定評があり、不動産価値をモビリティで向上するビジネスモデルを展開している。

デンソーは今回の出資を通じてEVカーシェアサービスに必要なクルマの要件や機能の把握とともに、不動産とデンソーのモビリティ領域での知見を紐づけた新しいビジネスモデルの構築を目指す。

デンソーは、成長が見込まれるMaaS領域で国内外の戦略的パートナーシップを積極的に展開している。これまでも世界的なMaaSサービス企業のるMaaSグローバルや、マイクロモビリティシェアサービスを提供するボンドモビリティにも出資した。安心・安全で便利な移動手段の提供に向けて、異業種を含めて国内外の企業と連携してMaaS事業を積極展開していく。

We're thrilled to announce we've secured our Series A funding! Even during recent months, our service has proven essential and we're more excited than ever to provide access to shared #ElectricVehicles across the US. https://t.co/5oz3M74Mt6 pic.twitter.com/l8gl6ofOEi— Envoy There (@envoythere) November 12, 2020