アストンマーティン DBX《photo by Aston Martin》

アストンマーティンは10月4日、ブランド初のSUVの『DBX』(Aston Martin DBX)が、英国『サンデー・タイムズ』の「モーターアワード」において、「ベストデザインカーオブザイヤー」を受賞した、と発表した。

DBXは、アストンマーティンならではの力強くバランスの取れたパフォーマンスを目指して開発された。そのダイナミックなボディには、従来のスポーツカーラインナップの範囲を超えた多用途性を反映させた。アストンマーティンによると、DBXはあらゆる路面に対応可能な高い走破性と、力強い牽引力を追求しているという。

DBXのエクステリアは、アストンマーティンのスポーツカーのエレガンスをSUVの世界に取り入れたものだ。フロントエンドの象徴的なグリルから、彫刻的な曲面を描くサイドパネル、『ヴァンテージ』からインスピレーションを得たフリップ付きテールゲートに至るまで、DBXの外装は、ひと目でアストンマーティンと分かることを目指した。

DBXには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが搭載される。すでに、スポーツカーのヴァンテージや『DB11』にも搭載されているこのV8エンジンは、DBX用にさらに性能が引き上げられ、最大出力550ps、最大トルク71.4kgmを引き出す。

トランスミッションは9速ATだ。アクティブ・セントラル・ディファレンシャルとエレクトリック・リアLSD(eデフ)を備えた4輪駆動システムにより、車両の前後および左右のリアアクスル間で、トルクを正確に配分することができる。DBXは0〜100km/h加速を4.5秒で駆け抜け、最高速は291km/hに到達する。

このDBXが、英国『サンデー・タイムズ』のモーターアワードにおいて、ベストデザインカーオブザイヤーを受賞した。DBXは審査員によって最終選考に残り、読者投票によって、ベストデザインカーオブザイヤーに選出された。

アストンマーティンのマレク・ライクマン上級副社長兼クリエイティブオフィサーは、「スポーツカーと同じようにDBXを設計した。その独自のプラットフォームによって、優れたパフォーマンスとデザインのSUVを自由に作り上げることができた」と述べている。

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