ベンチャー6社が日本電動モビリティ推進協会を設立《写真提供 glafit》

E-KON、glafit、クリエイティブジャパン、SWALLOW、ブレイズ、ベルッドの6社は9月23日、次世代に向けた電動モビリティのあり方の提言や普及を促進する「日本電動モビリティ推進協会」を設立した。

現在、新型コロナウイルス感染症拡大により、三密を回避するニューノーマルな移動手段が必要とされている。また自動運転やMaaS等、既存の公共交通手段を活かしながら、高齢者の移動手段確保、地方での公共交通の不足や都市部の渋滞問題等、様々な課題解決に繋がるような社会システムのあり方に関する検討や実証が進められている。

しかし、現在の道路運送車両法は1951年、道路交通法は1960年に制定されており、技術の進歩によって開発された多くの次世代電動モビリティの性能や、生活様式の変化に柔軟に対応されている法規ではないため、利活用にて様々な制約が発生し、またインフラ整備も進んでいない。

日本電動モビリティ推進協会では、国内で小型電動モビリティを開発もしくは販売・運用するベンチャーを中心に、こうした新しい生活環境に適した移動手段を広く多くの人に知ってもらうための認知活動や、これまでの知見をもとに、より利用者の目線に立った規制の見直しの提言を実施。次世代電動マイクロモビリティが広く普及し、安全に、かつ移動が楽しいものであることを改めて感じられるような、利活用に向けた提言を行っていく。